日本屈指のトップクリエイターとして動画配信界を牽引し続け、2025年8月の電撃的な結婚発表や個人事務所「ハジメーン株式会社」の経営など、公私にわたり話題が尽きないはじめしゃちょー。1993年生まれ、富山県砺波市出身の彼が、いかにして現在の圧倒的な影響力を築き上げたのかを紐解く上で、決して見逃せないターニングポイントが「大学時代」の軌跡です。
ネット上では「はじめしゃちょーは静岡大学の教育学部出身らしいけれど、偏差値や難易度はどの程度なのか」「なぜストレートではなく1年留年したのか」「教育学部卒なら教員免許を持っているのか」といった疑問や臆測が絶えません。本稿では、当時の手記や公式動画での肉声、関係者取材の記録をもとに、知られざる受験のエピソードから下宿先アパートでの黎明期、イギリス留学、そして卒業の真実に至るまで客観的ファクトで徹底検証します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:出身大学は国立静岡大学教育学部(学校教育教員養成課程・英語教育専攻)であり、猛勉強の末に一般入試で合格を掴んだ。
- 要点2:1年間の留年理由は「YouTube活動の急成長」と「イギリス語学留学」に伴う出席・単位不足であり、5年かけて2016年3月に正規卒業した。
- 要点3:教育学部に在籍していたものの、多忙を極めたため教育実習を辞退し、教員免許は未取得のままクリエイターの道へと進断を下した。
【学歴の全貌】はじめしゃちょーの出身大学は国立・静岡大学教育学部
はじめしゃちょーの学歴を語る上で基本となる確定事実は、国立大学法人である静岡大学教育学部 学校教育教員養成課程(教科教育学専修・英語教育専攻)の出身であるという点です。静岡大学は静岡県静岡市駿河区に本部を置く総合国立大学であり、教育学部は長年にわたり東海地方を中心に数多くの教員を輩出してきました。
富山県立高岡西高校(偏差値約54)に通っていた高校時代、彼は当初から静岡大学を熱望していたわけではありませんでした。高校3年生の夏、当時交際していた女性が茨城県内の国立大学である茨城大学へ推薦入試で進学を決めたことが、彼の受験勉強に火をつけるきっかけとなりました。「同じ大学へ行きたい」という強い一心から、バスケットボール部引退後に1日10時間におよぶ猛勉強を開始。校内模試で学年1位を獲得するまでに学力を急上昇させました。
しかし、センター試験本番で予期せぬアクシデントに見舞われます。プレッシャーから本来の実力を発揮できず、目標得点から約150点も下落する痛恨のミスを喫しました。第一志望だった茨城大学への出願を断念せざるを得なくなった彼は、二次試験の配点比率や得意の英語力を活かせる出願先を綿密に再考。その結果、逆転合格の可能性を見出した静岡大学教育学部の英語科専修へと舵を切り、見事に前期日程で合格を勝ち取りました。この劇的な逆転合格劇は、後の動画制作で見せる「土壇場での集中力」の原点とも言えます。
【データ徹底比較】静岡大学での学歴・偏差値とキャンパスライフの実態
はじめしゃちょーが進学した静岡大学教育学部の難易度や、在学中の基本スペックを客観的な指標で整理します。中堅国立大学としての教育水準と、当時の彼の生活実態を比較したデータは以下の通りです。
| 項目 | 詳細・数値データ | 一般的な基準・相場 | 編集部の見解・評価 |
|---|---|---|---|
| 出身大学・学部 | 静岡大学 教育学部 学校教育教員養成課程(英語教育専攻) | 国立教員養成系学部 | 地方中核国立大として高い信頼性。実利的な英語指導力を磨く専門課程。 |
| 入試難易度・偏差値 | 河合塾偏差値:50.0〜52.5 共テ得点率目安:62%〜65% | 全国国公立大平均レベル | センター試験での大幅失点から二次逆転を果たしており、基礎学力の地力は十分。 |
| 在籍期間 | 2011年4月 〜 2016年3月(5年間) | 学部生:標準4年間 | 1年間の留年を経験。中退することなく5年で正規卒業を果たした。 |
| 海外留学歴 | イギリス語学留学(約半年間) 2013年〜2014年 | 休学または短期留学 | 英語力強化と視野拡大を目的に決断。留年の一因となったが動画の幅を広げた。 |
| 教員免許取得 | 未取得(卒業要件のみ充足) | 教育学部生の大半が取得 | 教育実習の実施困難と多忙化により断念。本人が動画内で公式に公言済み。 |
| 下宿環境 | 静岡市内の賃貸アパート(ワンルーム) | 地方国立大周辺の標準的アパート | 初期の実験動画が撮影された伝説の聖地。ファン殺到により後に退去。 |
現在、静岡大学教育学部出身の著名人としては、教育関係者や地方アナウンサー、文化人が名を連ねますが、エンターテインメント領域で国民的知名度を獲得した存在としては、はじめしゃちょーが突出しています。同大学の歴史の中でも極めて異色のキャリアを歩んだ卒業生と言えます。
噂の真偽を徹底検証|留年の真相とイギリス留学を決断した背景
はじめしゃちょーの大学生活を巡る噂の中で、最も検索されているのが「大学を留年した本当の理由」です。ネット掲示板などでは「遊びすぎて単位を落としたのではないか」「YouTuberとして稼ぎ始めて大学を軽視していたのでは」といった声が散見されますが、実際の経緯は極めて多忙なスケジュールと戦略的な選択が交錯した結果でした。
彼が1年間の留年を余儀なくされた決定的な要因は、以下の2点に集約されます。
- イギリス語学留学による単位取得スケジュールの圧迫:
大学3年次に当たる2013年から2014年にかけて、彼は英語専攻の学生としての知見を深めるべくイギリスへ語学留学に旅立ちました。異国の地で現地の学生と交流し、語学学校に通いながら動画投稿を継続。この約半年間の渡航期間中、日本の大学での講義出席や単位取得がストップしたことが履修計画に大きく響きました。 - YouTubeチャンネルの爆発的成長に伴う過密日程:
留学から帰国した2014年以降、はじめしゃちょーのチャンネル登録者数は数十万人から数百万人規模へと急上昇しました。連日の動画企画・撮影・長時間の編集作業に加え、東京での企業タイアップ案件やUUUMでのイベント出演が激増。静岡と東京を往復する過密スケジュールの中で、出席確認が厳しい必修講義の単位を落とす事態が発生しました。
当時の特番インタビューや自著・動画内で語られた「親に学費を余計に払わせることになってしまい、本当に申し訳なかった」という生の告白からもわかる通り、彼自身も留年に対して強い葛藤を抱えていました。しかし、彼は自堕落に逃げる道を選ばず、動画制作の合間を縫って不足していた単位を着実に履修。2016年3月、スーツ姿で臨んだ卒業式を動画で報告し、晴れて「5年越しの正規卒業」を成し遂げました。
教育学部なのに教員免許がない?資格取得を断念した決断の舞台裏
「静岡大学教育学部を卒業したなら、はじめしゃちょーは英語の教員免許を持っているのではないか?」という疑問も根強く存在します。しかし、結論から言えば教員免許は取得していません。
元々、はじめしゃちょーが教育学部を志望した背景には、「人に何かを教えるのが好き」「英語を教える高校の英語教師になりたい」という純粋な夢がありました。しかし、教育学部で正式な教員免許(一種免許状)を取得するためには、4年次に数週間にわたる「教育実習」への参加が必須条件となります。
当時、彼が直面した現実的な障壁は以下の3つでした。
- 教育実習中の学校現場への影響: 実習先の小中学校・高等学校に赴いた場合、すでに若年層の間でカリスマ的人気を誇っていた彼が現れることで、生徒や保護者、学校側に大きな混乱を招くリスクがあったこと。
- 3〜4週間に及ぶ完全拘束: 実習期間中は早朝から夕方まで授業や指導案作成に追われ、YouTubeの動画投稿や事務所の業務を完全に停止せざるを得ないこと。
- キャリアの優先順位の確定: 動画クリエイターとして生きていく決意が固まり、「免許のためだけに実習先や大学関係者に迷惑をかけるべきではない」と判断したこと。
静岡大学教育学部では、教員免許の取得を必須としない「卒業要件単位の充足」のみで学士号を取得できるカリキュラム枠組みが存在したため、彼は教員免許の取得を断念し、大学卒業の資格を得ることに集中しました。この現実的な判断は、教育現場への配慮と自身のクリエイターとしての覚悟がもたらした結論でした。
【実態検証】伝説の「静岡下宿アパート」と大学生時代のリアル
はじめしゃちょーのファンにとって、大学時代を象徴する最大のアイコンが静岡大学近くの下宿アパートです。築年数の経過した静かな住宅街に位置する、家賃数万円の典型的な学生向けワンルームアパートでした。
この狭い部屋こそが、数々のミリオン再生動画を生み出した発信拠点でした。「スライムで風呂を埋め尽くす」「大量のコーラでメントスコーラを爆発させる」「部屋中にアルミホイルを敷き詰める」といった初期の過激かつ純粋な実験系コンテンツは、すべてこの下宿先の室内で企画・撮影されました。大学の友人たち(後の動画制作を支える仲間たち)が頻繁に出入りし、深夜まで笑い声を響かせながら編集に打ち込んだ日々は、まさに青春そのものでした。
しかし、知名度が急上昇するにつれて深刻なトラブルも表面化しました。動画の背景や周辺の風景からアパートの場所が特定され、連日のように過激なファンや野次馬がアパートの前に押し寄せる事態が発生したのです。郵便受けに不審物が入れられたり、ドアをノックされたりするなど、プライバシーの侵害と近隣住民への迷惑が限界に達した結果、彼は愛着のあった学生アパートからの退去を余儀なくされました。この出来事は、地方の大学生が予期せぬスピードで全国区の有名人へと変貌していく過程で直面した、リアルな光と影を物語っています。
一般に知られていない盲点とネットの誤解|推薦説・中退説をファクトチェック
はじめしゃちょーの学歴を巡っては、インターネット特有の憶測や事実誤認が長年放置されてきました。ここでは、代表的な3つの誤解についてファクトチェックを行います。
誤解1:「途中で大学を中退して専業YouTuberになった」
【判定:誤り】
人気が爆発した2015年頃、「多忙すぎて退学したのではないか」という噂が急速に広まりました。しかし前述の通り、彼は1年留年したものの、2016年3月に所定の単位を取得して正式に卒業証書を授与されています。自らの動画でも卒業式の様子を公開しており、中退説は明確なデマです。
誤解2:「推薦入試やAO入試で簡単に受かった」
【判定:誤り】
「知名度を利用して入った」「推薦で楽をした」という書き込みが一部で見られますが、大学入学時の2011年当時はまだYouTubeを始めてすらいません。彼は一般入試(前期日程)を受験しており、センター試験の失点を二次試験の学力試験で挽回して自力で合格しています。
誤解3:「教員免許を持っているからいつでも教員になれる」
【判定:誤り】
教育学部卒という看板から「元教員免許保持者」と誤認されがちですが、教育実習を辞退しているため教員免許状は授与されていません。本人が「教員免許は持っていません」と明言しています。
【プロの結論】学生起業・クリエイターと学業両立の境界線
はじめしゃちょーの大学生活を現代の若者文化や教育社会学の観点から俯瞰すると、極めて興味深い構造が見えてきます。彼は「大学生」という安全なモラトリアムの身分を保持しながら、急速に拡大するデジタル空間で自らの才能を実験し、最終的に専業へと移行する「リスクヘッジ型のキャリア形成」を完遂した先駆者でした。
学業と個人ビジネス・創作活動の両立において、彼が成功した背景には「どんなに動画が伸びても大学を途中で投げ出さず、5年かけて卒業する」という心理的バウンダリー(境界線)と責任感がありました。この事例をもとに、学生クリエイターや副業を目指す人々が参考にすべき判断基準を整理します。
両立に向いている人(はじめしゃちょー型の適性)
- 自律的なタイムマネジメントができる人: 締め切りや撮影、講義の出席スケジュールを自己管理し、睡眠時間を削ってでもタスクを遂行できる体力と精神力がある。
- 周囲への配慮と説明責任を果たせる人: 留年や実習辞退の際、親や大学関係者に真摯に向き合い、誠実な合意形成を図ることができる。
- 撤退ラインと学歴の価値を理解している人: プラットフォームの浮き沈みを冷静に見極め、「大学卒業」という最低限のセーフティネットを安易に捨てない慎重さを持つ。
両立に慎重になるべき人(挫折リスクが高い傾向)
- 目先の承認欲求に流されやすい人: 一時的なSNSの数字や収益に目が眩み、大学の単位取得や定期試験を放棄してしまう。
- 他責思考が強い人: 「動画制作が忙しいから単位を落としたのは仕方がない」と環境のせいにし、留年を単なる怠惰の言い訳にしてしまう。
- 人間関係の境界線が曖昧な人: 自身の活動によって家族や近隣住民、学友に迷惑がかかるリスクを予測・管理できない。
【はじめしゃちょーの大学】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:はじめしゃちょーの出身大学は高学歴と言えますか?
A1:静岡大学は国立大学であり、教育学部の偏差値は50.0〜52.5程度です。国立大学の受験には5教科7科目の網羅的な対策が求められるため、一般的な私立大学の同等偏差値と比較しても基礎学力は高く、世間一般的に見ても十分な学力層に位置づけられます。
Q2:教育学部で専攻していた学科・専修は何ですか?
A2:教育学部 学校教育教員養成課程 教科教育学専修の「英語教育専攻(英語科専修)」です。英語の文法や教授法を専門的に学んでおり、この時の学習経験やイギリス留学が、後の海外クリエイターとのコラボレーションや英会話動画にも活かされています。
Q3:なぜ大学を中退せずに5年かけて卒業することにこだわったのですか?
A3:本人が語るところによれば、大学へ進学させてくれた両親への恩義と、「始めたことを途中で投げ出したくない」という個人の美学が強く働いたためです。チャンネルが軌道に乗った後も大学へ通い続けた姿勢は、多くの視聴者から誠実さとして高く評価されました。
Q4:大学時代に住んでいた静岡のアパートは今でも見学できますか?
A4:見学は絶対に控えるべきです。はじめしゃちょーが退去した現在も一般の住民が暮らす集合住宅であり、周辺も閑静な住宅街です。過去にファンの押し寄せが社会問題となった経緯もあるため、現地を特定して訪問する行為は迷惑防止の観点から厳に慎む必要があります。
まとめ:静岡大学で培われた行動力こそがトップクリエイターの礎
はじめしゃちょーの大学時代は、失意の受験挫折から始まり、猛勉強による逆転合格、イギリス留学での視野拡大、そして狭い下宿アパートでの泥臭い動画制作と、まさに挑戦と試行錯誤の連続でした。1年の留年を経験しながらも、多忙を言い訳にせず5年間で静岡大学を正規卒業したという事実は、彼の底知れぬ責任感と粘り強さを証明しています。
教育実習を辞退して教員免許を手放したことも、中途半端な姿勢を排して「YouTubeの頂点を目指す」という覚悟の表れでした。彼が大学生活の5年間で培った「逆境から巻き返す集中力」と「客観的な自己分析力」は、結婚を経て新たなステージへと突入した現在のクリエイター活動や企業経営においても、揺るぎない礎として機能し続けています。 (出典: はじめ しゃ ちょ ー 大学(Yahoo!ニュース))